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心臓の働き

こんにちは!

院長の木村です。

 

本日は心臓の働きや構造について説明したいと思います。

少し難しいですが、これを理解すると心臓病への理解がより深まると思います。

 

体が活動するためには、栄養分や酸素が必要となります。

そのため、各種臓器には栄養分や酸素を含んだ血液が供給されております。

心臓は各臓器に血液を送るための循環ポンプとして重要な役割をしているのです!(すごいですね)

 

次は心臓の構造を図説したいと思います。

このような感じとなっております!

全身で使い古された血液が右心房に入り、右心室を経て肺動脈、肺に到達します。

肺では酸素と二酸化炭素を交換(呼吸と言いますね)します。

酸素を十分に含んだ血液が左心房に入り、左心室、大動脈を経て全身の組織に流れます。

 

血液はこのように循環をしており、図をみるとわかるように血液の流れは一方通行なのです。

その一方通行を可能にしているのが、各種の「弁」と言われる構造物です。

弁は血液を運ぶときに開き、運びきると閉じるようになっております。

胸に耳を当てると聞こえてくる心音は実は弁が閉じている音なんですね!

 

弁には名前があります。

僧帽弁・・・左心房と左心室の間の弁

三尖(さんせん)弁・・・右心房と右心室の間の弁

大動脈弁・・・左心室と大動脈の間の弁

肺動脈弁・・・右心室と肺動脈の間の弁

 

わんちゃんの心臓病で多いものは、僧帽弁の閉まりが悪くなるもので

僧帽弁閉鎖不全症といいます。

 

次回は僧帽弁閉鎖不全症について説明したいと思います。

 

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