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中手骨骨折

こんにちは、獣医師の三瓶です。

今回はねこさんの手の骨折を紹介します。

高所から落下してから右前足を痛がるので来院しました。

触診では右前肢の中手骨(人間で言うと右手の甲の骨)付近に痛みがある様子でした。

 

レントゲンを撮影してみると…

どこが骨折しているでしょうか?

矢印で示してみます。

右前肢の中手骨骨折が認められました。

とても細い骨なので今回はピンニングという方法で整復しています。

細い針金のようなものを骨折している骨に通して安定させる方法です。

 

術後のレントゲンです。

綺麗に整復できています。

この方法だけでは完全に固定はできないので、外副子固定(人間で言うギプスのようなもの)を組み合わせて安定化させます。

骨折の治癒が進めば安定化するので、抜ピン(入れた針金を抜く)をします。

 

抜ピン後                  術後2ヶ月後

      

 

術後2ヶ月経ったレントゲンでは骨折線がほぼ消えていることがわかります。

このねこさんも骨折治癒後は歩行も問題なく元気いっぱいでした。

 

足の痛みなどで悩んでいる方はぜひ相談してください!

 

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