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麻酔・手術に関して②~検査~

こんにちは!

院長の木村です。

以前の投稿から大分時間が開いてしまいましたが。。

今回は麻酔前の検査についてお話したいと思います。

前回の麻酔リスクについてはリンクを貼っておきますのでよろしければご確認ください。

麻酔・手術に関して①~麻酔リスク~

麻酔前には必ず検査が必要です。

なぜかというと検査結果によっては麻酔に関するリスク(合併症や死亡のリスク)が上がってしまうからです。

こちらに関しては、麻酔リスクの記事でもご説明しています。

 

具体的な検査内容について触れていきたいと思います。

 

①血液検査

検査といえば、皆さん血液検査を想像するのではないでしょうか。

動物さんから少し、血液をもらい、機械にかけることで様々な状況を反映します。

・CBC(全血球計算):骨髄からつくられる細胞の数を測定

具体的には赤血球(貧血)、白血球(炎症、感染)、血小板(止血細胞)

・血液化学検査:いわゆる内臓の状態をチェックします。

腎臓、肝臓、血糖値、電解質、脂質、血糖値などがあります。

・血液凝固系検査:止血機能の検査です。手術には出血が伴いますので必須の検査です!

 

②画像検査

血液検査では体のすべての状態をみることは不可能です。

レントゲンやエコー検査で血液検査に現れない異常がないか調べることができます。

・レントゲン検査:エックス線検査ともいったりします。

肺がきれいか(肺炎がないかなど)、心臓や内臓の大きさに問題はないか、骨折がないか

様々なことが調べられます。イメージとして体の全体像をみることが得意な検査だと思います。

・エコー検査:超音波検査とも言います。

リアルタイムで臓器の内部構造や動きをみることができます。

具体的には心臓の動きや内臓の内部に異常がないかなど、臓器の細かい内部構造をみることが得意な検査です。

・その他

CT、MRI検査といった高度な画像検査が近年動物医療でも可能となってきました。

当院にはこちらの検査機器はございませんので必要があると判断した場合には画像センターなどを紹介しております。

 

③尿検査

おしっこの検査です。

実は色々な情報がある侮れない検査なのです!

尿比重:おしっこの濃さ。腎臓病の初期段階の検出に有効です。

潜血反応:血尿があるかどうかわかります。膀胱炎の検査に重要です。

尿糖、ケトン:糖尿病の検出に必須です!

尿沈査:結晶や細菌を確認します。

 

当院では患者さんの状態に合わせて必要な検査を提案し実施しております。

検査について不安な点、きになることがあればお気軽にご質問下さい😊

 

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