こんにちは!
獣医師の三瓶です。
以前もお話した短頭種気道症候群についてです!
前回のリンクを下記に貼りますね!
短頭種気道症候群では
・外鼻孔狭窄:鼻の穴が小さい
・軟口蓋過長:喉のスペースが狭くなる
・喉頭小嚢反転:気管の入り口が狭くなる
・気管低形成:気管が狭い
などの問題が併発します。
換気不全により高体温になることあり、夏場は他の犬より熱中症のリスクが上がります。
これらの問題は認識されていないことが多く、放置しておくと死につながるリスクもある病気です。
今回、短頭種気道症候群に対して外科治療を行った
パグちゃんに登場してもらいます!
以前と同様に呼吸器症状を認めました。
麻酔下では喉頭小嚢に問題がありませんでしたので、
今回は外鼻孔拡張術と軟口蓋切除術を実施しました。
外鼻孔拡張術
手術前 手術後
鼻の穴が広がっているのがわかります。
軟口蓋切除術
手術前 手術後
喉にスペースができました。
🐾再診時🐾
術後の合併症もなく、呼吸状態も良好です!
これから夏に向けて短頭種気道症候群のリスクも増えますので、
ご不安な方はぜひ相談してください!
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