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短頭種気道症候群について①

こんにちは!
獣医師の三瓶です。

 

今回は短頭種気道症候群についてお話します!

短頭種とはご存知の通り、

・ブルドッグ

・フレンチブルドッグ

・パグ

など、鼻の短い犬種です。

鼻が短い特徴的な顔はとても愛らしいですよね!

 

しかし、それによる問題も起きることがあります。

・いつもフガフガいっている

・いびきが多い

・興奮するとガーガー喉が鳴る

などの症状はありませんか?

 

実は鼻が短いことで、

・外鼻孔狭窄:鼻の穴が小さい

・軟口蓋過長:喉のスペースが狭くなる

・気管低形成:気管が狭い

など、呼吸器の問題が併発します。

また、これらの問題により嘔吐などの消化器症状を伴うこともあるんです。

 

さらに、犬の体温調節には呼吸が重要な役割を果たしていますが、

換気不全により高体温になることも少なくありません。

夏場は他の犬より熱中症のリスクが上がります。

 

上記の問題については見過ごされていることも多く、

小さい頃から見ているので、飼い主さんも病気であるという認識していないこともあります。

これらを放置しておくと、重症例では死につながることもあるので注意が必要です。

 

今回、短頭種気道症候群に対して外科治療を行った

フレンチブルドッグのこむぎちゃんに登場してもらいます!

呼吸時にスースー鼻が鳴る(スターター)や興奮時にガーガー喉が鳴る(ストライダー)を認めました。

睡眠時もいびきをするとのことで、今回は外鼻孔拡張術と軟口蓋切除術を実施しました。

 

外鼻孔拡張術

 

手術前                 手術後

鼻の穴が広がっているのがわかります。

 

軟口蓋切除術

レントゲンの画像です。

赤い線の部分が軟口蓋が分厚く長いため、黒い気管の入り口にある軟骨に重なっていることがわかります。

軟口蓋(赤丸)が長いため、気管の入り口に重なる部分の切除を行いました。

 

🐾再診時のこむぎちゃん🐾

いつもの元気なこむぎちゃんは診察中も大興奮でしたが、

喉がガーガー鳴る(ストライダー)が出ることもなく治療効果がしっかり出ていました!

 

呼吸に少しでも不安のある方は一度相談に来てくださいね!