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熱中症について

こんにちは!

獣医師の木村です。

 

本日は熱中症のお話です。

熱中症と聞くと夏の病気のイメージがあると思います。

もちろん夏に発症する病気ですが、今の時期からも注意が必要です!!

 

理由として

・犬猫は発汗能力が弱い

全身を毛で覆われているため熱がこもりやすい

地面(アスファルト)と体の距離が近いため、照り返しの熱を受けやすい

 

などいろいろあります。

実際に晴れた日のアスファルトを触ってみると熱いですよね

夏には60℃を超えるとこもあるそうです!!

それだけの熱を近い距離で受ければ熱中症になることも納得できますよね

 

また熱中症の症状は様々あります。

 

最初は

・ハァハァと呼吸が早くなる(パンティング)

・元気がなくなる

・嘔吐下痢をする

などあります。

 

よりひどくなると

・意識障害やけいれん発作

・血便(メレナ)

・不整脈

・ショック状態

など致命的な状態となってしまう恐れがあります。

ある報告では熱中症の致死率が50%を超えるとも言われております(恐ろしいですね。。。)

 

最近は暖かくなってきてのでお散歩日和も増えてきましたよね。

お散歩の際には直射日光が出ているか、アスファルトが熱くないかなど気にしてあげるとよりよいかもしれません。散歩はなるべく早朝や夜にする、日陰を歩くのも一つの方法だと思います。

 

さらに短頭種(パグやフレンチブルドッグ、チワワなど)や肥満体型も熱中症のリスクとなりますので気を付けて下さい。(車の中など密室も要注意です)

 

もしご自宅のワンちゃん、ネコちゃんに体調の変化があった際にはお気軽にご相談ください。

 

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