こんにちは!
「あれ?今日はやけに目やにがでているなぁ?」
「今日は目が赤いなぁ?結膜炎かなぁ?」
そんなときはありませんか?
今日は結膜炎についてお話しようと思います。
◆結膜炎ってどんな病気?
結膜は白目(=眼球結膜)や瞼の内側にあるピンク色の部分(=眼瞼結膜)をいいます。
この部分が様々な原因で炎症を起こしてしまうことを「結膜炎」といいます。
◆どうして結膜炎になってしまうの?
結膜炎の原因は多岐に渡りますが大きく2つに原因を分ける事ができます。
わんちゃんは非感染性が多く、
ねこちゃんは感染性が多いとされています。
そのためわんちゃんは原因によって常にケアが必要になる場合があります。
◆結膜炎になるとどんな症状がでるの?
「目やにが増える」「目が赤い」「瞼が腫れる」といった症状を認める事が多いです。
また目やにや瞼の腫れによって目に違和感がでるため
「瞬きの回数が増える」「目が開けずらい」といった症状を認める事もあります。
◆結膜炎になったらどんな治療をするの?
感染性(細菌やウイルス)の場合は抗生剤や抗ウイルス薬を使用します。
非感染性の場合はそれぞれに病気に対して治療をしていく必要があります。
◆乾性角結膜炎=ドライアイについて
わんちゃんで非感染性結膜炎の原因として一般的な眼の病気です。
乾性角結膜炎は涙の分泌が様々な要因で低下することで起こってきます。
一番多い原因は免疫反応により涙を分泌する場所を攻撃されてしまい
涙の分泌量が下がってしまう「自己免疫性」です。
涙がなくなると、
・細菌による結膜炎を引き起こしやすくなる
・角膜に傷がつきやすくなる(=角膜潰瘍)
・透明な角膜が白色(=浮腫)や黒色(=色素沈着)に濁ってくることで目が見えずらくなる
といった弊害がでてきます。
自己免疫性の乾性角結膜炎の治療の目的は
①反応しすぎている免疫を抑えて涙液分泌させるよう促すこと
②少ない涙を補充し角膜を保護すること です。
それぞれ①の目的に対して免疫抑制剤の眼軟膏を使用し、
②の目的に対してヒアルロン酸Na点眼で角膜保護をしていきます。
免疫抑制剤の使用で涙が分泌されるかはその子によって変わってきます。
また効果がでるまでに最低1カ月はかかってしまうので根気よく続ける必要があります。
もし涙があまり分泌されなかったとしても軟膏は角膜の保湿に役立つので継続使用がおすすめです。
乾性角結膜炎は治る病気ではなく付き合っていく病気なので継続的な治療をしていきましょう!
結膜炎も治る病気や付き合っていく病気など原因は様々です。
付き合っていく病気の場合ケアをすることで目の違和感を減らしてあげることができます♪
目やにや眼が赤いなど気になる症状があればお気軽にご相談ください。
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