こんにちは!
木更津みき動物病院、獣医師の木村です。
本日は麻酔についてのお話です。(ちょっと分かりにくいかもしれません笑)
麻酔って聞くとなんか怖い…危険じゃないかって思うかもしれません。
実際は麻酔・鎮静をしっかりとかけてあげた方が動物たちへのストレスや痛みを軽減できることが多いです。
麻酔をかけたくないからといって、無理やり抑えたりしてしまうとかえって動物たちに負担を与えてしまいます。
漠然と麻酔は危険と考えるのではなく、しっかりと麻酔のリスクを評価した上で麻酔処置や手術を計画すれば事故を防ぐことができます。(もちろん100%安全な麻酔は存在しませんが)
そこで人医療の麻酔科における評価基準を動物医療にアレンジした麻酔評価基準(ASA分類といいます)があります!
以下がASA分類の表になります。
ASA Class 1は健康
ASA Class 5は重体と考えることができますね!
さらにこの中でもASA Class 2以下か3以上かが重要となってきます。
その理由としてはASA Class 2以下に比べ、ASA Class 3以上の死亡率が犬で27倍、猫で13倍と言われいるからです!
このASA分類を行うために、詳細な身体検査や血液検査、画像検査等が必要となってきます。
もちろん、若い犬・猫ちゃんたちはASA1であることがほとんどですが、検査を行うことによってリスクを把握することができ、麻酔の安全性が向上します。
当院では麻酔・手術前にASA評価を行うことで麻酔リスクを飼主様へお伝えしております。
また、院内での麻酔の勉強会も定期的に実施し、麻酔の安全性をより高めていけるよう努力していきたいと思います!!
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