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歯科処置(デンタルキャンペーンその2)

こんにちは!

獣医師の木村です。

本日は前回に引き続き歯石除去(スケーリング)と抜歯を行ったワンちゃんを紹介します。

患者はダックスフンド9歳の女の子です。同居のワンちゃんの歯石除去を行った経緯もあり処置をご希望されました。

 

事前の口腔レントゲン検査で歯槽膿漏のような状態の歯も確認できていました。

実際の写真が以下となります。

 

 

左側の歯の実施前後の写真です。

犬歯の根元が鼻と繋がってしまって(口鼻ろう)いたため、抜歯を行い、口の粘膜を被せるように縫合(粘膜フラップ)しました。

 

 

右側の歯の実施前後の写真です。

こちらの犬歯も歯周ポケットが深く、鼻と繋がっていたため、左と同様に抜歯、縫合を行いました。

 

 

こちらが抜いた歯の写真となります。

なんと合計19本の歯を抜きました!!

犬の歯は全部で42本なので半分近くの歯を抜いたことになります。。。

 

今回は麻酔時間が長くなってしまったため、1日入院となりましたが、手術翌日にはとても元気となりご飯もよく食べてくれました!

今後は残りの歯が歯周病とならないように歯磨きやデンタルバイオなどのサプリメントを積極的に行っていく予定です。

 

 

歯周病はSilent Disease(沈黙の病気)とヒトでは言われております。初期は症状がなく、気が付いた時には末期的(重度の歯周炎、歯槽膿漏)となっていることが多いのです。

 

皆様も愛犬・愛猫のお口をチェックしてみて下さい!

汚れていたり、口臭が気になった場合はお気軽にご相談下さい。

 

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