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SFTS(重症熱性血小板減少症候群)という感染症について

こんにちは、木更津みき動物病院です。院長の木村です。

 

最近、三重県の獣医師が治療中の猫からSFTSウイルスに感染し、亡くなられたという非常に痛ましいニュースがありました。

SFTSは、人にも感染する恐ろしいウイルス感染症であり、私たち動物病院のスタッフはもちろん、飼い主様やそのご家族にとっても非常に身近で危険な感染症です。

 


🦠SFTSとは?

SFTS(重症熱性血小板減少症候群)は、主にマダニを介して感染するウイルス性疾患で、発熱・下痢・出血傾向などを引き起こし、重症化すると命に関わることがあります。

近年では、ウイルスを保有する猫や犬からヒトへ感染するケースも報告されており、特に野外に出る猫はリスクが高いとされています。

 


🐈猫を外に出すことのリスク

お外に出る猫は、野生動物やマダニと接触する機会が多く、SFTSだけでなく他の感染症やケガのリスクも高まります。

特にSFTSのように猫から人へうつる感染症の場合、飼い主さんやご家族にも深刻な影響を与えかねません。

できる限り猫は室内飼育をおすすめします。

「外に出るのが好きだから」と思う気持ちも理解できますが、安全を第一に考えてあげることが、本当の優しさです。

 


✅ノミ・マダニ予防は月1回が基本!

SFTSを媒介するのはマダニです。

室内飼いでも、ベランダや玄関、散歩後の犬を通じてマダニが入り込むこともあり得ます。

🐾 予防の基本は月1回のノミ・マダニ駆除薬の使用です。

背中に垂らすタイプ、飲み薬、首輪タイプなど、ライフスタイルに合わせて選べますので、ぜひスタッフにご相談ください。

 


📄飼い主様向け資料もあります

獣医師会が作成した、飼い主様向けのSFTS感染症予防資料が下記リンクからご覧いただけます。ぜひご一読ください。

👉 飼い主様向けSFTS感染症資料(PDF)

 


🧑‍⚕️みんなで意識して予防を

SFTSは、動物と暮らす私たち全員が意識すべき感染症です。

ペットたちの健康、そして飼い主様ご自身とご家族の健康を守るために、「室内飼育」と「定期的な予防」を徹底しましょう。

ご不明な点があれば、いつでもお気軽にご相談ください。

 

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