〜歯周病菌検査〜犬猫とヒトは歯周病菌をうつしあっている！？

こんにちは！

院長の木村です。

今回は衝撃的なタイトルから始まりましたが、歯周病についてのお話です。

ご存知かもしれませんが、犬や猫も歯周病になります。

毎日歯磨きをしている子がまだまだ少ない日本の犬猫界では、3歳以上の80％以上が歯周病というのが現状です。

近年、動物病院では歯周病で苦しむわんちゃん、ねこちゃんの来院数が増えてきています。

歯周病は放っておくと口鼻腔ろう、根尖膿瘍、顎骨骨折といった様々な合併症を起こす可能性があります。

また、歯周病の進行により歯周病菌が全身の血流にのる事で全身への影響もあるとされています。

腎臓、肝臓、心臓の筋肉にダメージを与えている

という報告もでています。

さらに問題点があります。それは歯周病の原因細菌です。

Porphyromonas gulae（グラエ菌）は犬や猫の歯周病の主な原因菌のひとつと言われている細菌です。

犬や猫の歯周病の発症や悪化に関与しているほか、

近年様々な研究がされています。

菌の表面に持っている線毛という部分の遺伝子のタイプによって、悪性度に違いがあり、感染しているタイプによって将来どのくらい歯が残るかに違いが出てくるという研究結果もあります。

そのグラエ菌を検査できるものが

fimA TESTをして陽性であれば、お薬で治療を行います。

その後の、ハミガキやスケーリング間隔の指標にすることで、歯の健康を維持できます。

fimA TESTは、わんちゃんやねこちゃんの歯周ポケットを小さなブラシでこするだけの簡単な検査です。

臼歯(奥の方にある大きめの歯)の歯周ポケットをブラシでこすって歯垢を取れば、乾燥させてチャック付きビニール袋に入れるだけ！

そのため検査の負担がほとんどありません。

8月から恒例の歯科キャンペーンを予定しております！

この期間中はfimA TESTもお得に実施できますので、愛犬、愛猫の口臭や歯周病がきになる方はぜひご相談下さい！

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