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新しい血液検査装置を導入しました

こんにちは!

 

院長の木村です。

 

先日新しい血球計算装置プロサイトDxを導入しました!

 

血球計算装置と言われても馴染みがないかと思います。

こちらでは、骨髄から作られる血液細胞の数や種類を測定することが可能です

具体的には、、

・赤血球・・・酸素を運ぶ大切な細胞。いわゆる貧血の値

・白血球・・・体を外敵から守ってくれる免疫細胞のこと

・血小板・・・出血した時に損傷した血管を修復してくれる、止血に関わる細胞のこと

この3つのことを指すことが多いです。

 

以前の血球計算装置でもこの3つの数値の測定はできていたのですが、

プロサイトDxが従来の機械と違うことがあります!!

 

1.白血球の分類を正確に測定

白血球は5種類の細胞(好中球、リンパ球、単球、好酸球、好塩基球)があります。従来の機械では白血球の合計値のみしか測定できませんでした。5種類のどの細胞が増えている、減っているかが病状の把握に重要なのです!今までは血液塗抹と言って人の眼で見ないと判断できませんでしたが、プロサイトDxは自動で5種類の測定ができるようになります。これは検査時間の短縮にも繋がるため飼い主さんや動物達の待ち時間減少にも貢献できます!

 

2.網状赤血球の測定が可能

網状赤血球というのは貧血があるときに出現する若い赤血球たちのことです!網状赤血球を測定することで動物に貧血がある時にどのような貧血なのかを特定しやすくなります。こちらの測定も従来は特殊な方法で時間を要する検査でしたが、プロサイトDxでは2分程度で測定可能となっております!

 

3.正確な血小板数の測定(猫)

血小板は先程も説明した、止血に関わる細胞のことです。従来の血球計算装置では猫の血小板がうまく測定できず、低値となることがよくありました。大抵は実際に低いわけではなく、血液塗抹で確認するとちゃんと数としてあります。プロサイトDxではドットプロットという図で血小板の確認が短時間で可能となりました。

 

 

 

以上がプロサイトDxの利点となります。

 

今後はこちらの血球計算装置で動物たちの状態をより正確に評価することができるようになりました。

 

院内にもポスターで掲示しておりますのでぜひご確認下さい!!

 

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